町田商工会議所(町田市原町田4、TEL 042-722-5957)は6月2日、同会議所のメールマガジンで町田市観光資源調査報告書を取りまとめたと発表した。
報告書は、町田市内の地域資源を見直し、観光資源として活用するための方法を探ることを目的に、地域資源の文献調査や商工業者観光意識調査などを実施し、観光振興のための課題や提言などを取りまとめたもの。
報告書によると、町田市は自然環境、歴史、文化、産業、住民活動などの面で優れた地域資源を有しているものの、市民が観光という切り口でそれらを見てこなかったことを指摘。地域資源に創意工夫を与え、「観光的魅力づくり」や「情報発信力の強化」を官民一体で取り組む必要があるとしている。
調査結果を踏まえ、同会議所は「風土・文化・産業を活用した心ゆたかな観光まちづくり」を基本方針として、「観光商品づくり」の推進や「まち歩き観光」のためのコース設定、観光ボランティアなどの「人材育成」、観光協会の設立や観光案内所の整備などの「推進体制の確立」など7つの施策大綱を提言。実証実験として2008年度、「尾根緑道のウオーキングラリー」と「観光ガイド養成塾の開設」を行うとしている。
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