J3リーグ第26節が8月16日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアは藤枝MYFCに4対0で勝利した。入場者数は2427人。
アウェーで引き分けた藤枝をホームに迎えての第2クール最終戦。前半は町田がやや優位に試合を進めるも決定的なチャンスを外して無得点。
ハームタイム、相馬直樹監督は「2列目の攻撃参加で最終ラインを突破しよう」と指示。後半51分、藤枝のMF沓掛勇太が2枚目のイエローカードで退場。数的に優位に立った町田は3分後、MF鈴木崇文のスルーパスに抜けだしたMF森村昂太がキーパーの頭上を超えるループシュートで先制。
さらに64分、鈴木崇の左サイドからのクロスをMF宮崎泰右が直接押し込み2点目。勢いに乗った町田は、鈴木崇とDF星野悟がそれぞれ追加点を奪い、勝ち点3を手にした。
相馬直樹監督は、「相手が一人少なくなった『ここぞ』という時間帯で得点できたことが大きい。スピード感のあるプレーができたことは今後に向けて評価できる」と話した。
15勝6分3敗の2位で最終クール残り12試合に臨む町田。本節、首位のレノファ山口が勝利したため勝ち点差「10」を詰めることはできなかった。一方、黒星の3位長野との勝ち点差は「6」に広がった。
「これまでの成績は残念がる数字ではないが、上回るチームがいるのは事実。直接対決は1回。自分たちのやれることをやっていくしかない。最後に向けてしっかりと準備をしたい」(相馬監督)
町田の公式戦は9月5日、ニッパツ三ツ沢競技場でY.S.C.C.横浜と対戦する。天皇杯東京都代表を決める東京都サッカートーナメント準決勝は8月20日、味の素フィールド西が丘(東京都北区)で東洋大学と戦う。勝利すると同23日の決勝に進む。