町田市と相模原市は、昨夏に発行した20%のプレミアム(割り増し)付き商品券の経済効果を公表。大型店での利用が8割を超えたことが明らかになった。
発行額は、町田市12億円、相模原市24億円。ともに完売した。商品券の利用実績は、換金ベースで町田市99.83%(11億9,796万円)、相模原市99.20%(23億9,563万3千円)。大型店と中小商店の利用割合は、町田市80.7%:19.3%、相模原市81.2%:18.8%。
町田市は今回、小田急百貨店やヨドバシカメラ、町田東急ツインズなど大型店での商品券利用を制限しなかったため、相模原市と同様、利用率が80%を超えた。相模原市は、市内商店街での利用客に旅行券などを進呈するキャンペーンを実施した結果、中小商店での利用が前回(2011年度)実施時の16.2%から2.6ポイント上がった。
試算による経済効果は、町田市4億6,000万円、相模原市9億7,248万円。町田市の担当者は「応募倍率は1.5倍。大きな経済効果をもたらした」と話す。
同商品券は国の緊急経済対策に基づく交付金を活用。過去最高の20%プレミアムが付くことで大きな注目を集めた。