相模原市役所近くの和食レストラン「肉割烹 英」(相模原市中央区中央4、TEL 042-810-0880)が4月のリニューアルオープンで、市内で初めて牛の生肉料理を提供している。口コミを中心に少しづつリピーターが増えているという。
生食を原因とする食中毒が発生したことで、厚生労働省は2011年、生食用牛肉の規格基準と施設基準を定めた。飲食店でユッケなどを提供するには厳しい基準をクリアする必要があり、牛の生肉を提供する飲食店はごく限られていた。
「相模原市の保健所によると、(基準をクリアして)牛肉を生で提供する店は県央で初めて」と同店オーナーの加藤雄己さん。「誕生日や記念日に、横浜や都心ではなく、相模原で食事ができる特別な店をつくりたいと考えた」と明かす。
主なメニューは、黒毛和牛を使ったユッケ(980円)、肉寿司赤身(350円)、肉寿司霜降り(480円)、牛刺身(1,280円)。「肉本来の味を楽しんでもらいたい」とリニューアルオープンから試行錯誤を重ねてきたという塩ユッケも7月、メニューに加わった。
「肉料理以外にも築地直送の鮮魚や旬を生かしたメニューを用意している。今日一日の締めくくる時間を当店で楽しんでいただければ」(加藤さん)。
営業時間は17時~0時。月曜定休。