薬師池公園(町田市野津田町)の大賀ハスの花が咲き始め、早朝から見物客が訪れている。
故大賀一郎博士が1951(昭和26)年、千葉県検見川の落合遺跡で2000年以上前の古代ハスの実3個を発掘し、そのうち1個だけ発芽に成功した大賀ハス。円林寺(相原町)と個人宅(大蔵町)に株分けし、それをさらに株分けしたものが薬師池公園に定植されている。
薬師池公園のハス田は3000平方メートル。7月14日現在、開花数は15ほどでつぼみの数は少ない。昨年から開花促進を目的とした植替え作業をしているが、全てを植替えるまで数年かかるという。公園管理者によると7月中旬がピークで一面ピンクに染まるような開花は見込めないという。