町田市国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)で現在、「学生メディア・アート展」を開かれている。
大学や大学院でメディア・アートを学ぶ学生の作品を紹介する同企画。参加校は、関東学院大学、九州大学、湘南工科大学、尚美学園大学、首都大学東京、東北芸術工科大学、和光大学の7校。美術系だけでなく工学系も参加することが特徴となっている。
会場では、CGアニメーションやショートフィルム、プロジェクションマッピング、写真、オブジェ、インタラクティブアートなど約30点を展示。湘南工科大学非常勤講師の田原雅浩さんは、「キネクトやプロジェクションマッピングなどの技術をどのように生かすかが課題。我々は工科大学なので技術を持っている。ここに参加している美術系の学生と交流することで、作品の見せ方など学ぶことがあるのでは」と期待を寄せる。
同美術館の箕輪裕学芸員は「メディア・アートは、版画を礎(いしずえ)とする今日の複製制作芸術。全国大学版画展とともにご覧いただくことで、今後の複製制作芸術のあり方を考えていただく機会になれば」と話す。
開催時間は10時~17時。月曜休館。入場無料。同18日まで。