南町田駅前の商業施設「グランベリーモール」(町田市鶴間3)が2月12日に閉館した。営業最終日は大勢の人が別れを惜しんだ。同施設は2019年度、都市公園と商業地が一体となった新しい施設に生まれ変わる。
閉館1時間前に始まったイルミネーション消灯式には、ここで14年間歌い続けてきた音楽ユニット「アルケミスト」が登場。観客のリクエストに応えて、グランベリーモールなどのキーワードで即興演奏を披露、最後は地元の鶴間小学校の生徒らと「あの空」を合唱し、温かい拍手が送られた。
東急モールズデベロップメントSC事業部の安田龍司部長は「オープン当初は暫定利用を想定していたが、みなさんのおかげで17年間営業を続けることができました。3年後、ドキドキ、ワクワクする施設をお披露目できるように努力します」と挨拶。17時55分、カウントダウンが終わると、来場者で埋め尽くされたメインストリートの明かりが一斉に消えた。
現在のグランベリーモールは、映画館を除き、建て替えられる。新施設は、敷地の中央に立体駐車場を配置し、その周りを2階(一部3階)の店舗が囲む配置で、グランベリーモールと同様のオープンモール型商業施設になる。敷地の外周部は緑化し、周辺の街並みや公園の自然と調和した商業施設を目指すという。再開は2019年度内の予定。
町田市と東京急行電鉄は2月17日・18日、「セミナープラス南町田(旧リバブルスクエア南町田)」でプロジェクト説明会を開催。商業施設や鶴間公園などの最新の計画を披露する。