女子サッカー「プレナスなでしこリーグ1部」のホーム開幕戦が4月2日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマステラ神奈川相模原がAC長野パルセイロ・レディースに3対2で勝利した。観客数は1567人。
1部に初挑戦するチームのお披露目試合。開幕セレモニーでは、加山俊夫市長がチームを激励した。相模原の先発メンバーのうち、新規加入選手はDF國武愛美選手(武蔵丘短期大学シエンシア)、1人。昨年とほぼ同じメンバーで挑んだ。
長野は2015年シーズンにフィジカルで圧倒され、大量失点で3連敗した相手。1部に昇格した昨シーズン、いきなり3位という好結果を残している。
試合は序盤、相模原がパスを繋いでリズムをつくる。9分、MF吉見夏稀選手のシュートを相手GKが弾いたところをFW南野亜里沙選手が左足ボレーで押し込み、先制。長野もセットプレーから得点し、流れを引き寄せるも、GKジェネヴィーヴ・リチャード選手の好セーブで同点のまま試合を折り返す。
後半、先に得点したのは相模原。パスワークで相手の守備を崩すと、最後はMF田中陽子選手のパスを南野選手が右足で決める。交代出場した元日本代表のDF臼井理恵選手も左サイドからチャンスをつくり主導権を握ると、72分、DF石田みなみ選手が右サイドから強烈な右足シュートを決めて長野を突き放す。その後、カウンターで失点するも、決定的なチャンスを与えずにホイッスル。
前回の対戦から、フィジカルでも大きな成長をみせた相模原が難敵を攻略し、ホームで1部初勝利をあげた。
相模原の次のホームゲームは4月16日、ちふれASエルフェン埼玉と対戦する。