町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4)で現在、文学評論誌「本の雑誌 厄除け」展が開かれている。
「本の雑誌」は1976(昭和51)年、無名だった椎名誠さんと目黒考二さんが創刊。エンターテインメント作品の書評誌として独自の路線を歩みつつ、書店員が売りたい本を選ぶ「本屋大賞」を2004年に創設。「日本の出版文化における独自の存在感」が評価され、2015年、第63回菊池寛賞を受賞している。目黒さんと2号から表紙を描いている沢野ひとしさんは町田市在住。
会場では、全誌の表紙の展示、関係者の直筆原稿やイラスト、雑誌づくりに関わってきた人の写真やコメントなどを展示することで全貌に迫るとともに、掲載された「オモシロ本」や本屋大賞についても紹介する。
関連企画として、椎名さんと目黒さんの対談、沢野さんと木村晋介さんの対談、公開編集会議などを予定する。
開催時間は10時~17時。月曜休館。入場無料。6月25日まで。