市民・大学交流センター「ユニコムプラザさがみはら」(相模原市南区相模大野3)で現在、女子美術大学の「キュレーション」授業に関連した一般展示が行われている。
版画を研究する大学院生向け授業を担当する沼下桂子さんが企画・コーディネート。出展作家は、アスビョルン・オレルドさん、吉田和貴さん。アスビョルンさんはノルウェー在住のアーティストで、ベルゲン国立芸術大学で版画専攻。作家活動と版画作家によるプリントスタジオを共同で運営している。吉田さんは、東京綜合写真専門学校出身。写真の概念からインスタレーションを展開している。
会場には、地図、写真、ヴィデオという異なるプリントメディアを同時に展示するほか、沼下さんと作家との対話をテキスト化して配置。学生に実際の展示を見せることで方法論を教えたほか、2人の作家から卒業後の作家活動について聞く機会をつくった。
「美大とは全く違う空間でのコラボレーションがおもしろい。美術館に行かないような人に見てもらって、考えるきっかけになれば」(アスビョルンさん)、「美術館に展示される作品が上というヒエラルキーは持っていないし、目指していない。展示スペースとして使われていない場所での展示が好き」(吉田さん)。
沼下さんは「展示スペースが美術館とは限らない。今回はユニコムを『展示教材』として利用した。学生には、場所の意味や機能を柔軟にとらえて、展示に繋げられるようにしてほしい」と期待を込める。
展示時間は9時~22時。6月30日まで。