町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で1月13日、「ドリームサッカー」が行われ、元日本代表選手らがプレーを披露した。
ドリームチームには、奥寺康彦さん(団長)、木村和司さん(監督)、金田喜稔さんら20人が参加。市内のジュニアサッカーチームとのミニゲームでは、子どもたちが名選手からボールを奪うシーンも見られ、大きな歓声が上がっていた。
PK戦では「髪の毛を切って野人ではなくなった」(福田正博さんの解説)、岡野雅行さんが往年のプレーを彷彿とさせる、ハーフウェイラインからの全力疾走でPKを蹴って外す珍プレーを披露。観客を爆笑させた。
町田出身のJリーガーで構成する「町田レジェンドチーム」とドリームチームの対戦では、「町田の天才ミッドフィルダー」梅澤学さん(町田JFC、元横浜フリューゲルス)のヘディングシュートで先制するも、鈴木隆行さんのドリブルシュートなどで逆転され、1対3で敗戦。試合中には、岡野さんや福田さんが、出場選手のおもしろエピソードを交えた解説を行い、約4000人の観客を沸かせた。
町田出身でドリームチームメンバーの北澤豪さんは両チームの選手としてピッチに立ち、ゼルビアの元監督・戸塚哲也さんらと中盤でプレー。現役時代を思わせる運動量でボールに絡んでいた。
「町田市外で生まれていたら野球をやっていたかもしれない。熱心な指導者のおかげで町田から多くの優秀な選手が育っていった。当時、町田は全国大会の常連だったが、その先の受け皿がなかった。今はゼルビアやペスカドーラがあり、環境が良くなっている」と北澤さん。「子どもたちのプレー環境が、トップチームにつながることはすばらしい。これからも町田のサッカーに協力していきたい」と笑顔で話した。