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「町田ナンバー」導入ならず 反対多数で「多摩ナンバー」維持

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 国土交通省は5月11日、地方版図柄入りナンバープレート(以下、ご当地ナンバー)を17地域に交付した。関東では、松戸、船橋、江東、板橋など7地域に交付されたが、その中に「町田」はなかった。

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 町田市は2017(平成29)年、「町田ナンバー」導入を検討するためにアンケートを実施。担当していた政策経営部企画政策課の職員によると、商工会議所会員の賛否は半々だったが、市民は賛成=約3割、反対=約4割、どちらでもない=約3割で「反対多数」の結果だったという。

 ご当地ナンバーが導入されると、新規登録や移転登録などで新たにナンバーが交付される際は「町田ナンバー」などとなり、「多摩ナンバー」は選択できない。寄付金付きのカラープレートは交通改善や観光振興などの地域振興に役立てられる。

 職員は「ご当地ナンバー交付には、『市民の理解が得られていること』という要件があったため、申請に至らなかった」と振り返る。今後の導入可能性については、「白紙だが、機運が高まれば検討の俎上(そじょう)に載るかもしれない」と説明する。

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