女子サッカー「プレナスなでしこリーグ1部」第6節が8月22日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマステラ神奈川相模原は愛媛FCレディースに2対1で勝利した。
ステラは前節引き分けたINAC戦と同じメンバー。愛媛の縦への早い攻撃をしのぐと後半、運動量が落ちてきた相手に対し、ディフェンスラインの裏を狙うパスで攻略。サイドチェンジでフリーになったDF石田みなみ選手の右クロスをFW南野亜里沙選手が頭で合わせてゴールネットを揺らす。
愛媛の2列目の飛び出しからのシュートで同点とされるも、アディショナルタイム、MF北方沙映選手のシュートが相手ディフェンスの腕に当たってPKを獲得。MF南野選手が落ち着いた様子でゴール左隅に決めて勝ち越しに成功した。
試合後、ステラの北野誠監督は「前後左右に動き回るプレーをしてくる相手に対し、スライドで余計な動きをしない省エネの『大人のサッカー』をするようにハーフタイムに指示した。ワイドに展開し、相手のウィークポイントをつくことができた」と振り返る。
「監督の分析をチームで理解し、選手全員がしっかりと対応できるようにしている」と南野選手。2得点でリーグ得点ランキング1位に並んだ。「目標は2ケタ」と意気込みを見せる。
試合前には、なでしこリーグ通算100試合出場を達成した石田みなみ選手のセレモニーが行われた。次のホームゲームは9月6日、浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦する。