J3リーグ第13節が9月2日に行われ、SC相模原はカマタマーレ讃岐と2対2で引き分けた。観客数は341人。
中2日での3連戦の2試合目。前節は今季未勝利のガンバ大阪U-23に対し、序盤圧倒しながらも失点から流れを変えられて苦杯。相模原の三浦文丈監督は、「ゲームの中でチームを鼓舞する、コントロールする」ことを期待し、稲本潤一選手を今季初めて先発に起用。同じく初先発で、先月移籍したばかりの藤本淳吾選手とともに2人の元日本代表がピッチに顔を揃えた。
試合は、前掛かりの讃岐に押し込まれる展開。前半終了間際、ペナルティエリア外から決められて1点ビハインドで試合を折り返す。後半も同じ展開。相模原はセカンドボールを奪えず、自陣でのプレーを強いられて、シュートまで持ち込むことができない。
膠着状態のなか、83分に入った三島康平選手をターゲットにロングボールを放り込む。これが功を奏し、ポストプレーからPKを獲得するとホムロ選手が決めて同点に。さらにキックオフ直後、センターサークル付近からホムロ選手がロングシュート。相手GKの頭を超えてネットを揺らす。劣勢の相模原が終盤の1分間で試合をひっくり返す。
しかし、終始攻め続ける讃岐はアディショナルタイム、左サイドからのクロスボールが流れたところを押し込み、追いつく。目まぐるしい展開で勝ち点1を分け合った。
次のホームゲームは9月5日、福島ユナイテッドFCと対戦する。