高齢者の自宅でレクリエーションを提供するサービス「訪問型個別レクリエーション」が9月にスタートした。運営は、HAPPYカイゴ(相模原市南区若松1、TEL 042-869-1822)。
北里大学衛生学部と同大附属看護専門学校をそれぞれ卒業した2人が、自身の介護経験から発案。介護保険制度による介護認定を受けていない75歳以上の高齢者は約7割。日常生活に問題がなくても、社会から孤立してほとんどの時間を自宅で過ごすことで認知症リスクが高まる可能性があるという。
関仁巳社長は「介護していた認知症の父親がテレビを見ることも少なくなり、日常生活での刺激が少なくなる中、試しに購入したパズルにはまり、生き生きした表情を取り戻した」と振り返り、レクリエーションの重要性を感じつつも、現行の介護保険を使った訪問介護ではレクリエーションの部分をフォローしてくれるサービスがないと説明する。
同サービスは介護認定を受けていない人も利用可能。事前面談を経て、レクリエーション介護士2級の資格者2人が自宅を訪問し、麻雀やボードゲームなど個人に合ったレクリエーションを提供する。「生きる楽しみや張り合いのある生活を感じてもらえるサービスにしたい」と関さん。
サービス提供エリアは相模原市と町田市および周辺市。価格は初回面談料=3,000円(12月まで無料)、訪問料=1時間2,500円。