新型コロナウイルス感染症に対応した「新しい生活様式」のひとつ、宅配物の「非対面受け取り」を促進するため、相模原市は簡易型宅配ボックスを市民に無料配布する。11月1日より応募を受け付ける。
配布する宅配ボックスは、「Yper(イーパー)」(東京都渋谷区)が提供する高品質の再生ポリエステル素材「RENU」を使用した「OKIPPA(オキッパ)」に、相模原市オリジナルデザインを施したもの。SDGs未来都市を目指す同市が、再配達削減や製品製造段階での環境負荷の低減も見込めることから、同製品を採用した。
オキッパは玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事が不要。盗難や個人情報漏洩対策として、ドアノブ専用ロックとシリンダー式南京錠の内鍵の2種の鍵を採用。サイズはバッグ使用時=約70×66センチ(容量57リットル)、 折りたたみ時=約13×13センチ(厚さ5センチ)。耐荷重13キロ。連携可能なアプリで、盗難補償保険の加入や配送状況の確認ができる。2020年10月21日現在、全国で約15万世帯が利用しているという。通常販売価格は3,980円。
オリジナルデザインは、市の色「みどり」をベースカラーとし、市の木「けやき」に囲まれ、市の鳥「ひばり」が飛び回るイメージをデザインし、市が目指す「人と自然が共生するまち」を表す。
応募受付は、第1期=11月1日~30日、第2期=12月1日~31日。それぞれ2500個ずつ配布し、応募多数の場合は抽選となる。特設サイト、相模原市内の公民館・まちづくりセンター・一部の郵便局に配架するチラシで受け付ける。対象者は市内在住者で、第1・2期を通じて1住所につき1件の応募に限る。