J3リーグ第30節、SC相模原はガイナーレ鳥取に3対2で勝利し、J2昇格圏をキープした。観客数は1392人。
今シーズン残り5試合、ブラウブリッツ秋田がJ3優勝を確定し、残されたJ2昇格枠「1」を争って5チームが勝点差3以内につける混戦。14試合負け無しの相模原は前節の勝利で2位に浮上している。3試合ぶりのホームに勝点差3で追う鳥取を迎えての大事な一戦。
寒風が吹き付ける麻溝のピッチ。風上の相模原がペナルティエリアへのロングボールの供給でチャンスを作り続けて先制。MF才藤龍治選手のクロスをFW和田昌士がゴール右隅にヘディングシュートを決める。
後半は一転して鳥取が攻勢。右サイドの崩しから同点として、なおも攻撃を仕掛ける。それに対し相模原はカウンターで応戦。ペナルティエリアから才藤選手がゴール前にぽっかりと空いたスペースに送ったボールをMF梅鉢貴秀選手がサイドキックでゴール右隅に流し込む。さらにFWホムロ選手が相手のミスをついて点差を広げると、アディショナルタイムの1失点に抑えて、相模原が逃げ切った。
本節も相模原が2位をキープ。試合後、相模原の三浦文丈監督は「選手は自信を持ってプレーしている。残り試合、いままでやってきたことを愚直に続ける。コンディションを整えて試合に臨む」などと話す。
残りのホームゲームは、沼津戦(12月9日)と秋田戦(同13日)の2試合。