J3リーグ第33節、SC相模原はブラウブリッツ秋田と1対1で引き分けた。AC長野パルセイロが引き分けたため、J2昇格決定は最終戦に持ち越された。
この試合を含めて残り2試合。3位相模原と2位長野と勝ち点差は「1」。両チームとも上位チームと対戦する本節、勝利がJ2昇格を引き寄せる大事な一戦。すでに昇格を決めている秋田に対し、相模原が序盤から攻勢をかけるも秋田の固い守備に阻まれ、セットプレーから失点。しかし、相模原もパスプレーで相手の守備を崩すことに成功し、才藤龍治選手がシュートを決めて追いつく。勝利がほしい相模原は後半も最後まで攻める姿勢を見せたが、勝ち切ることはできなかった。
本節、長野は4位の岐阜と引き分けたため、勝ち点差は「1」のまま、昇格の行方は最終節にもつれ込んだ。相模原は得失点差で長野に「14」離されているため、勝利が必要。相模原の三浦文丈監督は「諦めが悪い男なので、最終戦を勝って結果を待ちたい。最後の最後までなにかが起こるようにしっかりと準備して、立ち向かっていきたい」と前を向く。
試合後のホーム最終戦セレモニーで望月重良会長は「昨年に比べて見違えるようなチームになった。今シーズンの自信と勢いを来シーズンにつなげて頑張っていきたい」と話す。
最終戦は12月20日、アウェーでFC今治と対戦する。