ペスカドーラ町田は1月31日のFリーグホーム最終戦でフウガドールすみだに3対1で勝利した。
この試合、イゴール選手が通算300試合出場、ヴィニシウス選手がリーグ初の通算300ゴールをそれぞれ達成し、ホーム白星に華を添えた。
試合は、前日の名古屋戦で負傷した室田祐希選手が欠場したものの、ベテランと若手が持ち味を発揮。中村充選手と毛利元亮選手の若手コンビで先制すると、ヴィニシウス選手が連続ゴールで記録達成。すみだの反撃をイゴール選手のファインセーブでしのぎ、パワープレーの1点に抑えた。
コロナ禍で各チームの消化試合数は異なるが、現在の順位は2位。今シーズン、長くチームを牽引してきた選手がチームを離れ、若手主体に変わった。この試合は出場メンバー14人のうち、9人が下部組織からの昇格。
昨シーズンから若手を起用してきたルイス ベルナット監督は「上位に入る力を示すことができた」と話す。生え抜きの活躍に、「優秀な育成コーチの存在が町田のすばらしさ」と評価する。
昨シーズンからチームを率いる監督は、若い選手の将来性やポテンシャルを見出し、育成コーチとともに、「優勝できる若手」を育てているという。「状況判断や競争心などトップチームで要求されることに加えて、金山選手のゴールに向かう姿勢など、ベテランからも学んでいる」とも。
金山友紀キャプテンは「コロナ禍の状況で試合ができたことを嬉しく思う。関係者に感謝している。1月のハードな日程をこなして、最後にホームで勝利を終われたことがうれしい。残り1試合と全日本選手権にむけて頑張る」と話す。