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町田ゼルビア、長崎と「3位グループ対決」引き分け 2点ビハインド跳ね返す

プレーで大きな水しぶきがあがる ©FC町田ゼルビア

プレーで大きな水しぶきがあがる ©FC町田ゼルビア

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 J2リーグ第30節、FC町田ゼルビアはV・ファーレン長崎と3対3で引き分けた。入場者数は1549人。

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 3戦未勝利からの3連勝で過去最高4位に付けた町田。いい流れの中、勝ち点51で5チームが並ぶ「3位グループ」の長崎を迎えて、J1自動昇格圏2位以内への生き残りを争う一戦となった。

 試合前からの大雨による悪コンディション。キックオフ直後、長崎の前線へのパスボールが水たまりでストップ。意表を突かれて町田の選手の動きが一瞬止まったところをエジガル ジュニオ選手に決められる。その後は両チームとも浮き球パスを多用するも、シュートの数は町田3、長崎2とフィニッシュまで持ち込むことが難しい状態のなか、長崎の1点リードで試合を折り返す。

 後半、町田は鄭大世選手が交代出場。「スクランブルしか方法がない」(鄭大世選手)状況で前線の起点となってシュートに持ち込む場面が増える。長崎にコーナーキックから追加点を許すも、すぐさま佐野海舟選手が吉尾海夏選手のシュート軌道を変えてネットを揺らす。前半から一転して乱打戦となり、ジュニオ選手のハットトリックで長崎がリードを広げる。

 町田のランコ ポポヴィッチ監督は「相手が落ちてきたときにフレッシュな選手を入れて、前の勢いを出すことを狙う」ため、太田修介選手とドゥドゥ選手を投入。これが功を奏し、GK福井光輝選手のロングボールを太田選手がコントロールしてゴール右隅へ流し込む。さらにペナルティエリア付近でパスをつなぐと、再び太田選手が狙いすましたようなシュートを放つ。土壇場で追いついた町田は、カイオセザール選手の退場した長崎を攻め立てる。アディショナルタイムに鄭大世選手が決定的なチャンスを演出するも、髙江麗央選手のシュートは枠を外れて試合終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後、ポポヴィッチ監督は「失点しても肩を落とす選手はいなかった。ピッチコンディションの悪い中でも結果を出すことができて、チームの成長を感じている」などと話す。鄭大世選手は「ロスタイム7分、だれもが逆転を確信していた。昇格するためにも勝ちたかった」などと悔しさをにじませた。

 町田の次のホームゲームは10月3日、現在2位の磐田と対戦する。

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