J2リーグ第32節、SC相模原は水戸ホーリーホックと4対4で引き分けた。入場者数は2225人。
下位6チームが勝ち点3内にひしめくサバイバルゲーム。相模原は前回のホーム白星でJ3降格圏(下位4チーム)を抜け出すも、前節はアウェーで大宮に負けて逆戻り。緊急事態宣言開けの一戦は、2009~2010シーズンの社会人リーグで相模原の監督を務めた秋葉忠宏監督率いる9位の水戸を迎え、両チームの横断幕が久しぶりにゴール裏を彩る。
試合は、東京ヴェルディからレンタル移籍した松橋優安選手のプロ初ゴールなどで相模原が2対1とリードして前半終了。後半は一転して水戸にリードされる展開。それでも途中出場した児玉駿斗選手の連続ゴールでアディショナルタイムに追い付き、勝ち点1を分け合った。相模原は21位のまま。
ホイッスルが鳴ると選手はフィールドに倒れ込む。ゴールラッシュでスタジアムは湧いたが、「何点取られるのかというアマチュアのようなゲームをしてしまった」(水戸・秋葉監督)、「得点後の5分、10分に注意を欠いた」(相模原・高木監督)などと両チームの監督は、反省の弁を口にしていた。