J2リーグ第32節、FC町田ゼルビアはジュビロ磐田に1対2で敗れた。入場者数は5433人。
9月を無敗で乗り切り、3位グループに定着した町田。2位の磐田を迎えて、J1昇格の望みをつなぐ勝利を目指す一戦。緊急事態宣言明けの上位対決、バックスタンドには多くの町田サポーターが入り、アウェーの磐田サポーターも多数駆けつけた。
試合は前半、磐田が先制。遠藤保仁選手がハーフウェイライン付近からDF裏に出したパスにルキアン選手が抜け出し、GKの頭上を超えるループシュートを決める。さらにオウンゴールで加点した磐田が2点リードして試合を折り返す。
後半、町田のランコ ポポビッチ監督はドゥドゥ、三鬼海、岡田優希の3選手を入れて状況の打開を図る。すると高江麗央選手のクロスが相手DFに当たってゴールイン。1点差とした町田はさらに太田修介選手を起点に攻勢をかける。磐田はルキアン、遠藤ら3選手を下げた後も攻撃の手を緩めることなく応酬。町田はGK福井光輝選手の好守でしのぎつつ、アディショナルタイム、相手ゴールに迫るもシュートは枠を捉えられなかった。
今シーズンは残り10試合。磐田は首位に浮上し、町田は2位と勝ち点12差の単独6位で昇格争いから後退。「可能性はゼロではない。これからも目の前の一戦一戦を集中して戦う」(奥山政幸選手)