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SC相模原、松本と激闘痛み分け 「J2残留争い」最終節へ

6月から指揮を執り、チームを立て直した高木監督 ©SC相模原

6月から指揮を執り、チームを立て直した高木監督 ©SC相模原

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 J2リーグ第41節、SC相模原は松本山雅FCと1対1で引き分けた。入場者数は4369人。

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 今シーズン残り2試合。前節、劇的な逆転勝利で降格圏から脱出した18位 相模原と22位 松本との必勝対決。相模原のホームゲーム最終戦は、収容上限約5,000人の前売りが完売。サポーターがゴール裏を埋めた。

 試合は、激しい球際の攻防を繰り広げるも、得点には至らずに0対0で試合を折り返す。後半、引き分けでは19位以下が確定する松本が攻勢をかけると、相模原も応戦。一進一退の展開で終盤に突入する。先制したのは相模原。44分、敵陣右サイドからのFKをファーサイドで梅井大輝選手が折り返したボールを混戦から児玉駿斗選手が押し込む。

 アディショナルタイムは6分。相模原は松本の攻勢を弾き返していたが、51分、FKから同点とされて試合終了。同節の他チームの試合結果から、松本はJ3への降格が確定し、相模原は降格圏19位に落ちるという痛み分けになった。

 相模原のJ2残留には、最終節で勝利して18位以上に浮上するか、J3最終節でいわてグルージャ盛岡とロアッソ熊本のどちらか、または両方が負けてテゲバジャーロ宮崎が2位以上になることが条件。

 試合後、高木琢也監督は「勝負の難しさを感じた。比較的狙いを持って戦えたが、シュートまでいければ良かった。難しい状況で次のヴェルディ戦を戦わなければいけないが、しっかり準備をして、何も忘れ物がないように臨みたい」と話す。

 ホーム最終戦セレモニーで、望月重良・SC相模原会長は「クラブ初のJ2リーグ。降格大本命と言われながらもホーム最終戦まで持ち込めたのは、みなさんの心強い後押しがあったから。チーム一丸となって残留を決めたい。来年はクラブ創設15年目。新スタジアムや練習場の確保は少しずつ前に進んでいる。地域に愛され、地域に必要とされるチーム作りを行っていく」などと挨拶。

 キャプテンの鎌田次郎選手は「来週の試合に全てがかかっている。一年間応援してくれたファン・サポーターに選手一同感謝している。来シーズンもこのカテゴリーで戦えることを来週の試合で決めたい」と話す。

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