ラグビー・リーグワン2部第2節が1月22日、相模原ギオンスタジアムで行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズはマツダスカイアクティブズ広島に52対25で勝利した。観客数は1066人。
本拠地での新リーグ開幕戦。トンガ出身のタウモハパイ・ホネティ選手を擁する相模原は試合前、大規模噴火と津波の被害を受けたトンガの国家を歌う児童合唱団の映像を大型ビジョンに映し、観客に同国の国旗を配った。
試合は前半4トライを決めた相模原が広島を2ペナルティゴールに抑えてリード。後半、広島に3トライを奪われたが、ホネティ選手のトライなどでさらにリードを広げ、5トライ差で勝ち点5を積み上げた。
試合後、ホネティは「ピッチにはいなかったが、国歌が聞こえてきて涙が出そうになった」と話し、母国にいる家族と連絡が取れて、無事を確認できたと明かす。
マン・オブ・ザ・マッチはイーリニコラス選手。前節負傷した指令塔コリン・スレイド選手の代役を務め、1トライ5コンバージョンゴールの活躍。「パナソニックや神戸製鋼でも代行した経験がある。特別なことはせず、自分のプレーに徹した」と振り返り、本拠地での試合について「ファンの情熱、相模原市とつながっていることを感じられた。選手の力になる。1部に戻ることが目標。選手は勝利に満足はしていない。成長することにこだわっていく」と話す。
グレック・クーパーヘッドコーチは「いいスタート。これからも成長できるように頑張りたい」と話す。
次の相模原での試合は2月5日、釜石シーウェイブスRFCと対戦する。