J3リーグ第3節、SC相模原はテゲバジャーロ宮崎に2対1で勝利した。入場者数は2163人。
前節、いわきに敗れた相模原は先発メンバーを5人替え。前半は風上の宮崎に押し込まれて13本のシュートを浴び、終了間際にゴール前の混戦から失点する。
相模原は後半、藤本淳吾選手、藤沼拓夢選手、夛田凌輔選手を投入。この交代が功を奏す。藤沼選手がゴールキーパーの頭上を越すドライブシュートで同点。さらに石田峻真選手の最終ラインからのロングフィードで裏に抜け出した船山貴之選手がゴールライン際で折り返すと、藤沼選手がダイレクトボレーでネットを揺らす。これが決勝点となり、相模原がホーム2連勝。
藤沼選手は2019シーズン以来の公式戦。怪我の長いリハビリ期間を経て、復活を果たした。「Jの舞台に戻ってくることができた。機会をいただいた高木監督、SC相模原に感謝している。1点目はプロに入ってから一番いいシュート。ゴールを決めたときのスタジアムの空間が懐かしく、嬉しい。ここが再スタート」(藤沼選手)
高木琢也監督は「風の影響があったなかで、相手にたくさんのシュートを打たれたが、結果として勝ててよかった。大宮では怪我をしていた藤沼選手と一緒にできなかったが、今日は彼の2得点に助けられた」などと話す。
次のホームゲームは4月3日、松本山雅FCと対戦する。