町田・昭和薬科大学近くの道路脇で「ど根性ツツジ」がまもなく満開を迎える。
ど根性ツツジは、市道脇の植樹帯に植えられたヒラドツツジ。電柱を支える鉄線の黄色いカバーに隠れて大きく生長したが、花の重みで今にも倒れそうになっていたツツジを町田市が8年前、「倒すわけにはいかない」と鳥居の形をした支え丸太で幹を直立させた。
道路緑化樹木現況調査(2018年)によると、ツツジ類は低中木の樹種では最多6274万7,656本(45%)。空気をきれいにする効果や、道路脇の過酷な環境に耐えて美しい景観を保てることから人気だ。
手厚い保護を受けたツツジは幹を太らせ、交通標識の高さほどの約3メートルまで成長して「高木」になった。足元のツツジが咲き終わるころに咲き誇る。
市内のど根性ツツジは、木曽市営住宅の近くでも見ることができる。