相模川のアユ釣りが6月1日に解禁され、高田橋付近にはこの日を待ちかねた釣り人が訪れている。
神奈川県内水面漁業振興会によると今年は約822万尾(5月23日時点)が遡上(そじょう)、昨年の約227万尾(5月21日時点)から大きく増えたが、高田橋友鮎販売所(相模原市中央区水郷田名4)の我妻竜雄さんによると、支川の中津川を遡上するアユが多いという。
今年は高田橋下流側を整備して、釣り場を増やした。コロナ禍でたびたび閉鎖されていた河川敷への車両進入路が開放されたため、昨年よりも釣り人の数は多い。
我妻さんは「今年は釣り具メーカー主催の大会が再開する。天然遡上のアユ釣りは比較的難しく、相模川や中津川で腕を磨いて全国大会で優勝する人もいる。多くの人に釣りに来てもらいたい」と期待を寄せる。