J2リーグ第21節、FC町田ゼルビアはロアッソ熊本と1対1で引き分けた。入場者数は2605人。
シーズン前半の最後は、2連敗中の8位町田が6試合無敗の9位熊本を迎えての一戦。両チームの対戦成績は、町田の6勝1敗1分。
試合は、町田が前線から激しくプレッシャーを与えて熊本の推進力を抑え込む。36分、町田が中央で守備を崩し、長谷川アーリアジャスール選手が狙いすましたショートをゴール右隅に決める。
後半も町田が熊本を押し込むも、60分、太田修介選手が負傷交代。徐々に前線でのプレスが効かなくなり、熊本の攻勢を受ける。ランコ・ポポヴィッチ監督は前線に鄭大世選手を残して5バックに変更し、自陣で熊本のシュートチャンスを潰していく。
しかし、終盤、熊本の土信田悠生選手が数的優位を保つ町田の守備のスペースに抜け出してボレーシュートを放つ。これが同点弾となり、勝ち点1を分け合った。町田は1つ上げて7位。
試合後、ポポヴィッチ監督は「後味の悪い試合。太田を欠いた以降、受け身になった。大きなほころびはなかったが決定的な場面を作られてしまった。選手交代で流れを変えたいときにエネルギーを出せていないのが、苦しんでいる理由」などと話す。
町田の次のホームゲームは6月19日、ツエーゲン金沢と対戦する。