J2リーグ第22節、FC町田ゼルビアはツエーゲン金沢に3対2で勝利した。入場者数は2484人。
シーズン後半戦のスタート。9位町田と勝ち点差2の14位金沢との対戦。前回対戦は町田が鄭大世選手の逆転ゴールで勝利している。J2リーグでの対戦成績は、町田の5勝5分3敗。ルーキーの宇野禅斗選手が2度目の先発。ボランチで安井拓也選手とコンビを組む。
試合は、町田が攻勢を掛けて金沢を押し込む。前半8分、深津康太選手の縦パスでチャンスをつくると、平戸太貴選手のアーリークロスを太田修介選手が右足で押し込み町田が先制。金沢はDFのオーバーラップで右サイドを崩し、中央で豊田陽平選手がヘディングシュートを決める。
後半、町田は安井選手がドリブルで仕掛けて、ドゥドゥ選手にスルーパス。トラップで一人かわしてゴール右隅に決める。攻撃陣を4枚替えた金沢は鋭い攻撃で町田の守備を崩して同点とする。少ないチャンスを決めきった金沢に対して、町田はさらに攻勢を強め、太田選手の右サイドからのクロスに鄭大世選手が合わせるも相手GKが好セーブ。
アディショナルタイム、町田はゴールキックを前へ前へとつなぎ、抜け出した太田選手がネットを揺らす。前節の鬱憤を晴らすかのような劇的ゴールで4試合ぶりの勝利。プレーオフ圏の6位に浮上した。
試合後、ポポヴィッチ監督は「トレーニングでやっていることが試合で出せた。上にいくために、3点目で勝ち点3を取ったことが重要。決定機を得点以外で作らせなかったことは評価できる」などと上機嫌で話す。
町田の次のホームゲームは7月2日、ベガルタ仙台と対戦する。