J3リーグ第18節、SC相模原は愛媛FCに2対3で敗れた。入場者数は4386人。
シーズン後半の初戦。成績不振で監督交代した相模原は前節、首位の鹿児島を相手に6試合ぶりの勝利。「失点ゼロが自信になっている」(薩川了洋監督)。
試合は、愛媛が厳しいチェックで相模原の前進を阻み、コーナーキックで先制。さらに長い縦パス1本で相模原の守備を崩して追加点を挙げる。序盤に加藤拓己選手を負傷交代するトラブルがあった相模原はいいところなく前半を終える。
後半、相模原は選手3人を交代。これが功を奏し、コーナーキックからGKの弾いたボールを安藤翼選手が頭で押し込む。安藤選手の鹿児島戦に続くゴールで流れを引き寄せると、左からのクロスを浮田健誠選手がヘディングシュートでネットを揺らす。後半途中まで静まり返っていたスタジアムがこのゴールで沸き立つ。
残り10分で振り出しに戻したが、愛媛DFがフリーで放ったミドルシュートが相模原の選手に当たってドライブが掛かり、GK圍謙太朗選手の頭上を越え、クロスバーに当たってゴールイン。劇的な展開で愛媛が勝ち点3を奪った。
試合後、薩川監督は「立ち上がりの失点で出鼻をくじかれた。選手が奮起して追いついたのは良かった。勝負は後半というパターンができつつあるので、守備の安定が課題」などと話す。
相模原の次のホームゲームは8月13日の福島ユナイテッドFC戦と、同20日の鹿児島ユナイテッドFC戦。2試合を、昨シーズン前売り券を完売した「サガミハラエナジーフェス」と位置付け、ビジター席を除く全座席のチケットを通常価格でスペシャルユニフォーム付きチケットとして販売。13日は恒例の花火を30分のロングバージョンで実施する。