J3リーグ第23節、SC相模原はガイナーレ鳥取と2対2で引き分けた。入場者数は2330人。
中3日で試合に臨む相模原は前節からフィールドプレーヤーを4人入れ替えて、特別指定選手として登録されたばかりの前田泰良選手(東洋大)らが先発。
前半は鳥取に主導権を握られたが、得点を許さずに試合を折り返す。後半、攻撃の選手を入れ替えた相模原が攻勢をかけると、藤本淳吾選手の折返しがオウンゴールを誘って先制。さらに浮田健誠選手のシュートがポストに跳ね返ったところを安藤翼選手が押し込んで追加点。
終盤、鳥取の両サイドバックが攻撃参加して、ボックス内にドリブルで仕掛ける。劣勢の相模原は立て続けに2つのPKを献上し、同点に追いつかれて試合終了。6試合ぶりの白星をわずかのところで逃した。
試合後、相模原の薩川了洋監督は「(PKを与えたプレーは)軽率だった。ホーム6連敗は止まったが、2対0までいい形で、勝ちきれないのがチーム状況」と嘆く。前田選手は積極的なプレーで相模原に勢いをもたらした。「良かった。次も使いたい」(薩川監督)
前座試合の「ドリームマッチ」では、元日本代表サッカー選手が15才以下の相模原選抜チームと対戦。ラモス瑠偉さんが監督を務め、中澤佑二さんや久保竜彦さん、玉田圭司さんらが出場。久保さんがハットトリックを達成するなどして会場を盛り上げた。
次のホームゲームは9月25日、ヴァンラーレ八戸と対戦する。