WEリーグカップBグループ第4節、ノジマステラ神奈川相模原はサンフレッチェ広島レジーナと2対2で引き分けた。入場者数は744人。
試合は、ほぼ互角の展開だったが、後半残り10分で大きく動く。交代出場した相模原の平田ひかり選手が前線でボールを収めると、84分、左サイドから中央に切り込んだ藤原加奈選手がボックスの外からゴール右隅にシュートを決めて相模原が先制。
しかし広島も直後に同点に追いつき、アディショナルタイムには川島はるな選手のボレーシュートで逆転。このまま終わるかと思われた最終盤、相模原はコーナーキックを獲得。選手がゴール前に詰めたところを杉田亜未選手のキックが相手ディフェンダーに当たりゴールイン。勝ち点1を分け合った。相模原は2分1敗のグループ4位で決勝進出は難しくなった。
試合後、菅野監督は「最後まで諦めなかったことが得点につながった」と振り返る。「ショートパスを中心に組み立てたゲーム。前半、杉田が南野にスルーパスを出した場面で松本が背後を取れていたらビッグチャンスになった。スペースをうまく使うプレーはこれからの課題」と話す。
藤原選手は前節に続く、移籍後2ゴール目の活躍。「攻守に献身的で大きな戦力になっている」(菅野監督)
グループステージ最終戦は9月17日、多摩市陸上競技場で1位の日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。次のホームゲームは12月3日のリーグ戦第5節、マイナビ仙台レディースと対戦する。