ジャパンラグビー・リーグワン ディビジョン1第2節が12月25日、相模原ギオンスタジアムで行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズはトヨタヴェルブリッツに27対25で勝利した。観客数は3855人。
今季ディビジョン1に昇格したダイナボアーズ。開幕戦ではリコーブラックラムズに逆転勝利を収め、幸先よいスタートを切った。
ホーム開幕戦の相手は、日本代表選手を複数擁する強敵。前半、風下のダイナボアーズは開始早々にペナルティーキックで先制するも、ヴェルブリッツが2本のトライなどで逆転。10対15で試合を折り返す。
後半、ダイナボアーズはタウモハパイホネティ選手の2本のトライで逆転し、27対18とリードを広げる。このまま逃げ切るかと思われた残り3分、ホネティ選手がイエローカードで退場。さらにペナルティトライの判定で、一気に2点差に詰め寄られる。それでも、ヴェルブリッツの猛攻を粘り強いディフェンスでしのぎきった。
試合後、グレン・ディレーニー ヘッドコーチは「どうやって選手たちが相手の攻撃をくい止めているのだろうかと思うこともあった。ストロングキャリーが特徴の相手に対して、常に粘って負けず嫌いのところをみせてハードワークできた」と話す。
岩村昂太キャプテンは「全員がシステムに則り、連携してディフェンスできたことが、『Xファクター(傑出した能力を持つ選手)』がたくさんいるチームを止められた要因だと思う」と振り返る。
ダイナボアーズの次のホストゲームは1月14日、秩父宮ラグビー場で東芝ブレイブルーパス東京と対戦する。