町田市民ホールが(町田市森野2)が2月1日、1年3カ月ぶりに再開した。
築50年の同施設は1978(昭和53)年、ボウリング場「ニチベイボウル」を転用。町田市が施設の老朽化に対応し、配管の補修、ステージの壁の塗り替え、トイレの更新など、市が「10年程度」と見込む施設の利用期限に必要な修繕を施した。
再開初日は、グランドピアノの公開リレー試弾会が開かれた。一番手で演奏した女性は2曲を披露。「加古隆さんの『パリは燃えているか』をホールで弾くことが高校時代からの夢だった。ホールで弾くスタインウェイの響きは素晴らしかった」と笑顔で話す。
町田市民ホールの西澤哲郎館長は「休館中は鶴川ポプリホールの利用率が高かった。再開後、市民ホールの利用予約や公演予定はコロナ前と同程度まで戻っている」と話す。
リレー試弾会は同3日まで。音大の学生など、事前公募した30人の奏者がクラシックを中心に順番に演奏する。観覧無料。ホール併設のレストランも再開している。