相模大野の銀座商店街に3月1日、キューバンサンドイッチ専門店「MOJO STAND(モホスタンド)」(相模原市南区相模大野6、TEL 042-851-5559)がオープンした。
店舗面積は9坪。席数は6席。キューバンサンドイッチ(以下、キューバサンド)は、キューバ移民がアメリカで生んだといわれるホットサンド。ハム、ローストポーク、チーズ、ピクルス、マスタードをキューバンブレッドで挟み、バターを塗って両面プレスでグリルする。
キューバサンドは、一流レストランを解雇されたシェフが再起するコメディ映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」に登場。店主の鈴木知海さんは同映画に触発されて、キューバサンドを自作したところ、あまりのおいしさに店をつくろうと決めたという。「カリカリの食感とスパイシーな味わいがすばらしい」(鈴木さん)
「キューバ移民がフロリダで開いた店」をイメージした店舗は明るい雰囲気。ブランディングを意識してロゴやキャラクターも自らデザインした。
キューバサンドを提供する店を食べ歩いて研究したという自家製モホソースは、オレンジを中心としたカンキツ類、オリーブオイル、スパイスを調合し、「具材に合う、さわやかな酸味のバランス」に仕上げた。具材のプルドポーク、ローストポークも自家製。パンはキューバンブレッドではなく、ベーカリーに特注するフランスパンを使う。
主なメニューは、クバーノ(1,080円)、クバーノにトマトとアボガドを加えた「ベジー」(1,380円)、ケイジャンチキン(1,280円)、チリコンカン(1,580円)、フライドポテト(300円)など。コーヒーやソフトドリンク、ビール、プリンなどのスイーツも取りそろえる。
鈴木さんは「キューバサンドはあまり知られていないので、店を訪れた方に毎日のように説明している。食べていただけると、子どもにも好評。ビールにも合う。いつか、自分もキッチンカーをつくって、旅をしながらキューバサンドを提供したい」と笑顔で話す。
営業時間は11時~15時、17時~20時。月曜・火曜定休。テークアウトにも対応。