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相模原の商業施設に「静寂の時間」 感覚過敏のストレスを緩和

クワイエットアワーが行われたアリオ橋本

クワイエットアワーが行われたアリオ橋本

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 相模原のショッピングセンター「アリオ橋本」(相模原市緑区大山町1)で4月19日、「クワイエットアワー」が行われた。

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 クワイエットアワーは、発達障がいや聴覚障がいなどによる感覚過敏で外出にストレスを感じる人にも、安心して買い物をしてもらおうという取り組み。イギリスで始まった。

 商業施設では、情報の周知や楽しい雰囲気を作るために音楽や店内アナウンスが活用されているが、人によっては刺激が強くて疲れる要因になっているという。

 アリオ橋本での取り組みは昨年に続き2回目。今年はより多くの店舗から理解を得て、CDショップなど一部の店舗を除いてほぼ全館で行われた。

 開店時刻の10時、開店を告げる音楽とクワイエットアワー実施のアナウンスが流れた後、静寂の時間が訪れた。館内には、人の話し声が際立つほどの静けさがもたらされた。

 企画した相模原青年会議所でリーダー役を務めた八木さやかさんは「各店舗との交渉で半年くらいかかったが、昨年よりも静かになった。耳栓などで音対策を取っている人にも、より安心して買い物いただけると思う。音が気にならない人に、このような人がいることを知ってもらい、共生社会の実現に近づければ」と話す。

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