WEリーグ第20節が5月27日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、ノジマステラ神奈川相模原(以下、相模原)はアルビレックス新潟レディース(以下、新潟)と1対1で引き分けた。入場者数は959人。
ここ5試合、勝ち点のない相模原。前半、風上の相模原がボールを保持して積極的に攻め、計10本のシュートを放つも得点には至らずに試合を折り返す。
先制したのは新潟。左サイドの北川ひかる選手のクロスを滝川結女選手がボレーで押し込む。攻めあぐねる相模原だったが、90分、交代出場した浜田遥選手のヒールパスでペナルティエリアに進入した井上陽菜選手がファールを受ける。
大賀理紗子選手が蹴ったペナルティーキックはゴールキーパーにブロックされるも、こぼれ球を押し込む。土壇場で同点に追いつき、勝ち点1を分け合った。
6試合ぶりに出場し、ビルドアップに貢献した畑中美友香選手は「点を取れていなかったので、チームにいい変化をもたらし、勢いづけるプレーをしようと考えていた。みんながチャレンジできるように声を出すことで、自分の責任感も持てた」と振り返る。
菅野将晃監督は安堵(あんど)の表情を浮かべつつ、「連敗している中、同点で終えることでチームの停滞感が払拭できた。ホーム最終戦を含めて残り2試合で勝ち点6を取れるよう、最後まで戦いたい」と意気込む。
相模原の次のホームゲームは今季最終戦。6月10日、サンフレッチェ広島レジーナと対戦する。