アジアスーパーマーケット「Narak Store(ナーラックストア)」(相模原市南区相模大野6、TEL 070-8422-9685)がオープンして、8月15日で3カ月を迎えた。
店舗面積は約50平方メートル。タイ食材を中心に、台湾、中国、インドネシア、ベトナム、ミャンマーなどの商品を取りそろえる。店主の吉田昌弘さんは、食品会社の海外営業、タイでのメーカー勤務を経て脱サラ。ラオス人の妻と起業した。店名のNarak Storeは「かわいい店」を意味する。「女性客がほとんどなので、かわいいと思ってもらえればうれしい」と話す。
店内には、パクチーやガパオなどの野菜、肉や魚などの冷凍食材、調味料、レトルト食品、菓子、タイ米などを所狭しと並べる。吉田さんは「お客さまや取り引きしている飲食店の要望を受けた結果、バラエティー豊かになった。特に調味料の品ぞろえに自信がある」と胸を張る。
テイクアウト可能な料理もラインアップ。ガパオライス、カオマンガイ、グリーンカレーなどの弁当は500円で販売。ヤムウンセン(450円)や生春巻き(350円)、発酵豚肉ソーセージ「ネーム」(500円)、ドリアン(2,900円)も取りそろえる。青パパイヤサラダ(800円)、パッタイ(700円)は事前予約で提供し、辛さやニンニクの調整ができる。
「調理に手間がかかるので提供する飲食店が少ない」というタイの豚角煮「カイパロー」、ココナツミルクをベースにした酸味があるスープ「トムカーガイ」などは冷凍で販売する。
「日本でなじみのタイ料理のメニューにはイーサン地方の料理が多い。イーサン地方とラオスは一つの王国だった時代がある。妻は昔からタイ料理を作っていた」と吉田さん。「間もなくタイのビールやウイスキーも販売予定。ゆくゆくはタイ料理店を近隣に出店したい」とも。
営業時間は10時~20時。