三菱重工相模原ダイナボアーズは11月6日、ジャパンラグビーリーグワン開幕に向け、本村賢太郎相模原市長を表敬訪問した。
クラブからは、古殿通義部長、石井晃ゼネラルマネージャー、グレンディレーニーヘッドコーチらが出席。今季の意気込みやリーグワンの見どころなどを伝えた。
ディビジョン1で初めて迎える2年目のシーズン。他チームがラグビーW杯で活躍した世界トップレベルの選手を獲得するなかで、ダイナボアーズの各国代表選手は昨シーズンと同じく「ゼロ」。それでも昨季の「ダイナボアーズ旋風」を再現すべく、「心燃える瞬間を」を今季のスローガンに掲げ、選手のハードワークとチームの結束力や遂行力をさらに強化して強敵に挑む。
チームは、昨季の横浜キヤノンイーグルスとの神奈川ダービーの7000人を大きく上回る集客を目標に据え、「相模原1万人プロジェクト」を発足。12月9日に相模原ギオンスタジアムで行われる花園近鉄ライナーズとの開幕戦で、相模原市民と神奈川県民の計4000人を入場料100円で優待。オリジナル応援アメフトシャツの進呈、小田急との連携企画やキッズスペース設置などでプロジェクトを盛り上げる。
グレン ディレーニーヘッドコーチは「ファンの応援は、ひとり多い16人目の選手がいるような大きな力になる。すばらしいエナジーの中で戦う一瞬を皆さんと共有できる試合を見せたい」とプロジェクトの成功に意欲を見せる。
相模原市ラグビースクール出身者として初めてダイナボアーズに加入した地元生え抜きの小泉怜史選手は「昨シーズンは(在学中に試合に出場可能な)アーリーエントリーで4試合に出場したが、今季が実質的なシーズン。チームで信頼される選手になって、できるだけ多くの試合に、スタメンで出場できるように頑張りたい」と意気込む。
本村市長は「今シーズンも熱い戦いを期待している。勝利を目指して頑張ってほしい」などと激励した。