「国内最大級のアートの生産地」を掲げる相模原で11月11日より、アーティストの制作現場を紹介する「スーパーオープンスタジオ2023(以下、SOS2023)」が開かれる。主催は、SOSネットワークとアートラボはしもと。
多摩美術大学や東京造形大学、女子美術大学など複数の美術大学がある相模原市と町田市・八王子市の一部エリアは、卒業・修了したアーティストが倉庫や廃工場を改築したスタジオを構えて作品を制作し、都心のギャラリーや各地の美術館などに出展している。
SOSは2013年より、一般に向けて一斉にスタジオを公開することで地域での創作活動を見える化し、スタジオやアーティストのゆるやかネットワークを生かした様々なプロジェクトを展開している。
今年は10周年の節目で、コミュニティーFM放送や書籍化プロジェクト、スタジオバスツアー、スタンプラリーなどの周年企画をからめる。
期間中、22軒の共同スタジオ・100人を超える作家の制作現場を一般公開。各スタジオでそれぞれ作品公開や公開制作、パフォーマンス、ワークショップ、トークイベントなどを行う。
SOS2023実行委員長の水上愛美さんは「参加スタジオや運営体制の代謝を繰り返しながらプロジェクトを続けている。制作現場を訪れて、スタジオやアーティストたちの現在地点を観測していただければ」と話す。
各スタジオの公開日やプログラムは公式ホームページに掲載。公開時間は13時~18時。入場無料。スタジオバスツアーの開催日は12日、13日、18日、19日の12時~15時と15時~18時。公式ホームページで参加者を受け付ける。参加費は500円。