町田・相模原でオープンアトリエ-8アトリエが制作現場を公開

宮沢泉さんのアトリエは森に囲まれている

宮沢泉さんのアトリエは森に囲まれている

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 アーティストの制作現場を一般公開するプロジェクト「仕事部家+探訪」が7月19日より、町田・相模原市内のアトリエで開催される。主催は「仕事部家+探訪」実行委員会。

 同プロジェクトは、アーティストが主体となって、アトリエ=「仕事をする家」と作品を公開(オープンアトリエ)しながら、近隣アトリエや美大生、コレクター、観客との交流の場をつくることが目的。8アトリエから18人のアーティストが参加する。

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 町田・相模原エリアには、3つの美術大学(多摩美術大学・東京造形大学・女子美術大学)や、美術専門コースを設置する和光大学・桜美林大学・玉川大学など多くの美術系教育機関が集積している。「卒業生などが大学の近くにアトリエを構え、出身大学に関係なくアート・コミュニティーをつくっている。このエリアは都心から離れていないので行き来が楽、情報も入手しやすい。制作材料を取り扱う店も多い。広い空間も確保できるし、環境も良い」と話すのは同実行委員会の宮沢泉さん。

 宮沢さんは1997年、町田市小野路町にアトリエを構えた。「約25年前から物件を探し、芸術に理解のある土地所有者に巡り会うことができた」と振り返る。もとはアーチェリー場だったアトリエには現在13人の作家が石彫を中心に制作活動に励む。「アトリエが広いので、制作時に大きな音を出しても大丈夫」。敷地内外の草刈りなど、庭や樹木の管理も行いながら作品を設置する。

 「これまで作品発表の場として都心に目が向いていたが、画廊などの作品を展示する状況が変化し、自分たちが制作する場から見直そうという機運が出てきた。これまでアトリエは別々に活動を行ってきたが、今回はじめて連携することになった。このエリアにはたくさんのアトリエが点在しているので、このプロジェクトをきっかけにネットワークを広げていきたい。ゆくゆくは屋外アートイベント、アーティスト・イン・レジデンスなども実施できれば」と抱負を話す。

 オープニングイベントとして18日19時より、シンポジウム「アトリエ空間の可能性を探る」を「おださがプラザ多目的ホール」(相模原市南台3)で開催する。フランスや川口市でのオープンアトリエの取り組みなど、ゲストの事例報告を参考にしながら、町田・相模原エリアにおけるアトリエ空間の可能性について討論する。コーディネーターは、同プロジェクト協力者の木下朝美さん(元相模原市民ギャラリー美術専門員)。

 「仕事部家+探訪」の開催時間は12時~18時(最終日17時まで)だが、アトリエによって開放時間が異なる。今月27日まで。

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