J1リーグ第24節が7月20日、 国立競技場(新宿区)で行われ、FC町田ゼルビアは横浜F・マリノスに1-2で敗れた。
町田はイングランド2部のブリストル・シティFCに移籍した平河悠選手、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバーの藤尾翔太選手がメンバー外。湘南ベルマーレからレンタル加入したばかりの杉岡大暉選手、ベテランの中島裕希選手らが今季リーグ戦で初のベンチ入り。
横浜Fは15日に契約解除したハリー キューウェル監督に代わり、ジョン ハッチンソンヘッドコーチが暫定で指揮を執った。
首位を維持する町田が、近郊クラブの横浜Fを迎えた第2戦。町田が逆転勝ちを収めた日産スタジアムの入場者数3万7396人を超え、ホームゲーム最多記録を更新する4万6401人が詰めかけ、国立競技場は熱気に包まれる。
試合は、横浜Fが町田の前線でのプレスをかわして、ゴールに迫る。30分、下田北斗選手のハンドで獲得したPKを決めて先制。さらに左サイドを崩して追加点。横浜Fが2点をリードして試合を折り返す。
町田は後半、杉岡選手とバスケス バイロン選手を投入し、相手ゴールに迫るも得点には至らない。終盤、中島選手とリーグ戦初出場の芦部晃生が加わると推進力が高まる。すると85分、下田北斗選手のクロスをミッチェル デューク選手がヘディングシュート。1点を返したが、横浜Fにシーズンダブルならず、国立競技場での初勝利はお預けとなった。
試合後、黒田剛監督は「前半、長い時間、劣勢の展開を強いられたことが大きな反省点。中断期間を迎えられることをポジティブに捉えながら、今日のゲームを良い教訓にして、チームを再構築する3週間にしていきたい」などと話す。
町田の次のホームゲームは7月31日、仏リーグ・アンのスタッド・ランスを迎えた、町田初の国際親善試合「MACHIDA City Cup 2024(町田シティカップ2024)」。リーグ戦は8月11日、湘南ベルマーレと対戦する。