J3リーグ第29節が9月21日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、SC相模原はFC今治に2-0で勝利した。入場者数は2600人。
前節にアウェー岐阜戦で7試合ぶりの白星をつかんだ相模原が、2位の今治をホームに迎えての一戦。試合は、「1つの勝利を手にすることができればいける」と前回ホームゲームでの敗戦後にシュタルフ 悠紀リヒャルト監督が口にした通りの展開になる。
相模原は前半、今治に押し込まれながらも相手の右サイドを攻略。高野遼選手のクロスボールから、福井和樹選手と瀬沼優司選手がそれぞれシュートを決めて2得点。
後半、今治の攻勢を気迫あふれるプレーで阻止。GK三浦基瑛の好セーブに加え、相手のシュートがゴールポストを叩くという運も引き寄せてリードを守りきった。相模原は2連勝でプレーオフ圏の暫定6位に浮上した。
シュタフル監督は試合後、「前節は前期にアウェーでほとんど勝てていない中での逆転勝利、しかもロスタイムに逃げ切ることができて、数字ではあらわせない自信のようなものが選手一人ひとりに蓄えられている。その経験が今日の無失点につながったと思うし、このフットボールで勝てるということが多少プラスされたと思う。ただ1、2勝しただけで次が簡単に勝てるわけではない。2位を倒したという自信を少し蓄えて、次戦で1位の大宮を倒して加速していきたい」と意気込みをみせる。
次のホームゲームは10月6日、ギラヴァンツ北九州と対戦する。