J1リーグ第1節が2月16日、町田GIONスタジアム（町田市野津田町）で行われ、FC町田ゼルビアがサンフレッチェ広島に1-2で逆転負けした。入場者数は1万2773人。

　J1昇格2年目の開幕戦。会場は試合前からグラウンド内外で多彩なイベントが繰り広げられ、町田の躍進に期待するサポーターの熱気で包まれた。

　広島は今季3戦目。富士フィルムスーパーカップでヴィッセル神戸、AFCチャンピオンズリーグでナムディンFC（ベトナム）をそれぞれ撃破して町田に乗り込んだ。数多くのサポーターも来町し、ビジター側のスタンドを紫色で埋めつくす。

　町田は今季初戦。新加入のDF岡村大八選手、DF菊池流帆選手、MF前寛之選手、FW西村拓真選手が先発メンバーに名を連ねた。

　試合は序盤から町田が制空権を握り優位に進める。20分に岡村選手が負傷交代するも、26分に相馬勇紀選手がドリブルで抜け出し、左足でゴールに力強く蹴り込んで先制。しかし後半、51分に菊池選手も負傷交代すると、59分に同点弾、77分に勝ち越し弾を決められた。

　試合後、町田の黒田剛監督は「前半はほぼわれわれの狙いどおりの展開にもっていけた。しかし、センターバックの2人が負傷交代し、プランがかなり狂った。勝ち切るゲーム運びができなかったのが悔いの残るところ。リーグは始まったばかり。敗因を反省し、改善させながら次の試合に向かっていきたい」と話す。

　町田の次のホームゲームは2月26日、東京ヴェルディと対戦する。