
地域密着型商業施設「minanoba(ミナノバ)相模原」(相模原市南区南台3)が3月5日、行幸道路(東京都道・神奈川県道51号町田厚木線)沿いにオープンする。
東京建物が手がけるNSC(Neighborhood Shopping Center)の新ブランド1号店。日常生活を支える生活必需品とサービスをワンストップでそろえる「暮らしのインフラ」をコンセプトに据える。商圏は半径1キロで、周辺住宅地からの徒歩や自転車での利用客を見込む。
敷地面積は7341平方メートル、延べ床面積は8647平方メートル。鉄骨造2階建て。192台の駐車場、198台の駐輪場を設ける。
外観は地域になじむアースカラーを採用。店内は木目調で、明るい雰囲気を演出する。施設の出入り口には、車いす利用者や視覚障害者などのニーズに対応するスマートフォン連動自動ドア「ミライロドア」を国内で初めて採用。通行者の属性に合わせて自動ドアが開閉する。
主なテナントは、スーパー「ライフ」(約500坪)、ドラッグストア「トモズ」(約300坪)、100円ショップ「セリア」(約170坪)、衣料品店「パシオス」(約300坪)、すし店「魚米」、サーティワンアイスクリーム。眼鏡店、診療所、買い取り専門店、英語教室なども出店する。
ライフは、2013(平成25)年オープンの上鶴間店以来、約11年半ぶり、6店舗目の相模原市内への新規出店。単身・2人世帯の利用も想定する品ぞろえで、地元産の野菜や卵も扱う。売り上げ目標は年商25億円。
東京建物の長谷山隆史商業事業部長は「コンビニよりもリーズナブルでおいしい食材を買いたいというニーズを拾いたい」と話す。
営業時間は、ライフ=9時~22時、パシオス=10時~20時(初日のみ9時~)など店舗によって異なる。