
UFOのような形をした物体が5月25日、再び玉川大学(町田市玉川学園6)の夜空を舞った。
この物体は同大学術研究所特別研究員の田中敬一さんが手がけたアート作品で、2013(平成25)年以来12年ぶり2回目のお披露目となった。
今回は、ミツバチの巣の形状をモチーフにした高さ約3メートルの六角錐(かくすい)の金属フレームを3つ組み合わせた拡大バーション。タワークレーンの大型化で実現した。
複合スポーツ施設「Sports Center SANITAS」の建設現場に設置されたタワークレーンでつるされた構造物は、無線でクレーンオペレーターと連絡を取りながら、地上からリアルタイムで光を演出するプログラムを使って夜空に光の軌跡を描いた。
学生らが長時間露光で撮影した光跡は後日、作品として発表するという。「クレーンイルミは、ひとときの作品だが、新しい施設の歴史に残る」と田中さんは話す。