
Fリーグディビジョン1第1節が6月1日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田はボルクバレット北九州に3-1で勝利した。観客数は1872人。
指導歴30年超のブラジル出身ルーカス キオロ監督を迎えての新シーズン。試合は町田がいい立ち上がりをみせると、セカンドセットで入ったクレパウジ ヴィニシウス選手が右サイドを突破し、相手GKの足元を抜く左足シュートで先制。GKビゴージ選手のクリアミスで失点するも、コーナーキックを中央で受けた三宅悠斗選手がネットを揺らす。終盤は北九州のパワープレーをしのぎ、礒貝飛那大選手のゴールで試合を決めた。
ヴィニシウス選手は「ファーストセットは相手ゴール近くでのプレーが少なかったので、推進力を出していこうと山中選手と話し合い、最初のプレーで得点できた。その後、(試合展開が)かたくなってしまったので、続けられるようにしていきたい」と振り返る。
今季は名古屋オーシャンズから甲斐稜人選手が3年ぶりに復帰し、右サイドで存在感を見せた。ヴィニシウス選手は「左利きは僕と山中選手の2人だけだったが、甲斐選手が加わることでどのセットでも左利きを起用できる。攻撃力の高い名古屋で経験を積んだことで、攻撃面でたくさん貢献してくれるだろう」と期待を寄せる。
キオロ監督は「日本での仕事を楽しみにしていた。今日の勝利はうれしい。日本のフットサルは、選手が相手チームのサポーターにも挨拶するといったリスペクトがすばらしい。町田サポーターの雰囲気も良かった」と話す。
チームに合流して1カ月弱、戦術を浸透させるのはこれからだという。チーム作りについて、キオロ監督は「強度の高いプレーと、ブラジル最新のメソッドと戦術をもたらしたい。多くの情報を選手に与え、判断してプレーできるようにさせたい」と明かす。
町田の次のホームゲームは6月14日、しながわシティと対戦する。