日本フットボールリーグ(JFL)前期第6節が4月18日、町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアは2対1(前半2対0)で流通経済大学を下し、今期ホーム初勝利を挙げた。試合会場には、ゼルビア公式応援歌を作詞作曲したブラザートムさんが訪れ、ハーフタイムにチームを激励した。観客数は1,538人。
出場停止が解けたFW山腰選手と負傷で長期欠場していたDF津田選手が戦列復帰したゼルビアは、試合序盤から攻勢をかける。
前半26分、カウンターから左サイドのFW飯塚選手にパスが渡ると、持ち前のスピードで相手ディフェンダーを引き離し縦に突破。ペナルティーエリア内に侵入すると、強烈なシュートでゴールキーパーのニアサイドを打ち抜きゴール。待望の先取点は今季ホーム初ゴールとなる。さらに41分、右サイドからMF酒井選手がゴール前へあげたクロスからのこぼれ球を飯塚選手がゴールへ流し込み、2点目。
後半は、主導権を握りながらも追加点を奪えない試合展開。64分、相手の素早いリスタートにすきを突かれて失点する。その後も、流通経済大学の攻撃に苦しむが何とか逃げ切り、5試合ぶりの勝点を挙げた。
試合後、戸塚監督は「ボールを落ち着かせることができる津田選手が復帰し、飯塚選手はスピードとシュート力を生かして2得点した。自分たちのサッカーが少しずつできるようになり、やっとホームで勝つことができた。チームの状態を早くベストにして、最後まで気持ちが切れないようにしていきたい」と話す。
次の公式戦は4月25日、1位のガイナーレ鳥取ととりぎんバードスタジアム(鳥取市)で対戦する。