自然を愛し、自然と暮らした絵本作家ターシャ・テューダーさんの展覧会が5月9日、小田急百貨店町田店（町田市原町田6、TEL 042-727-1111）で始まった。

　ターシャ・テューダーさん（1915～2008）はアメリカ・バーモント州の村で創作活動の傍ら、ガーデニングと自給自足の暮らしを続け、1938年の処女作「パンプキン・ムーンシャイン」以来、70年間に100冊以上の作品を出版した。

　美しい自然と日常生活を描いた絵は、生きる喜びに満ちた作品群として知られ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターなどに使われている。同展では、キルトや絵本の原画など約200点のほか、ターシャさんが長年愛用した食器や手書きのレシピなどを展示する。

　小田急百貨店関係者は「町田地区でのターシャさんの展覧会は初めて。多くの方にご覧いただきたい。絵本が好きな方、ガーデニングに興味がある方には特におすすめ」と話す。

　開催時間は10時～20時（16日は19時まで）。入場料は、一般＝800円、大学・高校生＝500円。今月16日まで。