町田で「全国大学版画展」-56大学から260点の作品展示

昨年の展示作品、斉藤慶子さん(女子美術大学)の「薄明かり」。

昨年の展示作品、斉藤慶子さん(女子美術大学)の「薄明かり」。

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 町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)は12月5日より、「全国大学版画展」を開催する。

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 今年で34回目となる全国大学版画展。世界でも数少ない版画専門美術館である同館では1987年の開館以来、同展を毎年開催してきた。

 同展は、銅版画家の山本容子さんも学生時代に出品して買い上げ作品に選ばれるなど、関係者にとって年に一度の成果を問う重要な機会となっている。「限りなき可能性を秘めた展覧会であり、版画の将来を計る催し」(同館担当者)。今回は美術大学や専門学校など56校から約260点の作品を展示する。

 期間中、美術関係者による投票で同館が買い上げる作品を決定するほか、公開セミナーやワークショップ、学生作品のチャリティー販売などを行う。

 同館の和南城愛理さんは「オーソドックスな具象作品から版画とは思えないような新しい形式、技法を用いた作品までさまざまな表現を楽しんでいただければ」と期待する。

 開館時間は、平日=10時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時30分。月曜休館。観覧無料。12月20日まで。

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